設計しながら考えること。
2026-03-03
設計の森田です。
気が付けば3月になりました。今日は桃の節句の日。
設計するうえで、家の中にささやかでも季節の飾り物をする場所は忘れないように、と思っています。
***
本日は、設計しながら考えることの話。
ある側面から見れば、設計という行為は大きなものづくりです。
アイディアを形にするにはどうしたらいいか、徹底的に考えます。
気が付いたら、ひたすら細部に苦心していることも少なくありませんし、むしろ実施設計全体では、細部の調整に割く時間が大半です。
以前、伊藤寛さんが設計した住宅にお邪魔した際に、「そんなに部分ばっかり見るなよ」と伊藤さん。
実施設計ばかりやっている私たちには耳が痛いお言葉です。
木を見て森を見ず、ということわざがあります。細部にこだわるのも大事ですが、やはり住宅全体としての骨格を大事にしたいと思っています。
住宅の骨格を大事にするには、細部まで作り込みすぎないことも大事だと思っています。
引き算をして、細部までこだわるのだけども主張しないようにする。
大学院でお世話になった室伏さんは、よく「決めないことを決める」と仰いました。
設計者が住宅の骨格をつくり、お施主様がその骨格に自身の住まい方を投影するという、それぞれが引き立つ関係性をつくるのです。
私たちの設計する住宅も、お施主様の理想の暮らし方も、お互いに図となり地となる。
そんな住宅をつくれないかと思っています。
***
設計 森田