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【湿度は空気の汚れ?】MSデマンド換気とは『向日の家』

2026-06-02

先日、向日の家のルームツアー動画を撮影してきました。

すでにお引渡しが済んでいますが、お施主様のご厚意で撮影させていただけることになりました。

ルームツアー動画は弊社のような規模の会社だと、

年間で何本も撮影できるわけではないのでありがたい限りです。

抱陽の家と同じく通常のルームツアー動画と解説動画、

そして、広報の佐々木が出演するインスタ用のショート動画の三本を撮影してきました。

12日(金)に通常のルームツアー動画、26日(金)には部長と自分の解説動画を投稿予定です。

山田建設のYoutubeチャンネル

是非上記リンクから、チャンネル登録をしてお待ちいただければと思います。 

前回よりも上達していればよいのですが、、、

↑  『向日の家』 とても素敵に住んでくれていました。動画ではこの素敵な暮らしを疑似体験していただけるのではないかと思います。

 

では、本題のMSデマンド換気についてお話していきます。

MSデマンド換気は前述の向日の家でも採用している、ダクト式の三種換気になります。

 

↑  『向日の家』 後日UP予定の動画内での一幕。 子供室に設けられたMSデマンドの給気口について解説しています。

 

三種換気というのは、給気は壁に開いた穴から自然に給気、排気は機械で強制的に排気というような方式です。

日本の住宅では、仕組みが単純で安価なことから大半の家がこの方式を採用しているかと思います。

では、そんなありふれた三種換気のMSデマンドは普通の三種換気と何が違うのか??

 

まず違う点は排気をダクト式にしているという点。

先ほど日本の住宅の大半は三種換気とお話しましたが、

そのほとんどがダクトレスタイプのものになります。

 

壁に換気扇と給気口が独立してついているきわめてシンプルな形式です。

ダクトが不要なので、設置も簡単で安価ですが、

サイズ問題やコスト、静穏性の観点からプロペラファンを採用していることがほとんどで、

冬場の内外温度差による圧力や外部の風による風圧の影響を受けやすく、

換気を計画的に行うという点では少し難しい側面があります。

 

一方で、MSデマンドは、排気をダクト式にしており、

機械本体から各部屋に排気のダクトが伸びているので、

音が気になる寝室やリビングから本体を離して計画することが可能で、

ファンの清掃も本体の一ヶ所だけで済むことや、

ファンがシロッコファンという強力なファンを採用しているため、

圧力や風圧といった抵抗の影響を受けにくいため、

計画的な換気が可能になります。

 

デメリットとしては、ダクトの施工が発生し、

プランの中にもダクトスペースの計画が必要になること、

将来計画を変更する際の自由度が低いこと、

そして様々な意見がありますが、

ダクト内の清掃が難しいということがデメリットになるかなと思います。

ただ、MSデマンドの場合、

ダクトは排気経路のみなので仮に清掃が出来なくても

空気の質に影響は出ないので給気程シビアに考えなくても良いかとは思いますが。

(経年で細かな埃が蓄積すると換気効率の低下ということは起こるかもしれません、、、)

 

そして、MSデマンドが普通の三種換気と大きく違う点は、

湿度によって換気量を変化させる機構が備わっている点です。

相対湿度によって給気口と排気口に内蔵されている、

ナイロンリボンが伸縮して換気量を調整します。

↑  MSデマンドの給気口の蓋を外した状態。 下部の黒い部分にナイロンリボンが入っています。

 

湿度が低いとナイロンリボンが収縮し換気量を絞り、

高いとリボンが伸びて給気量を増やします。

これは、冬場の換気で効力を発揮する挙動で、

非常に理にかなった制御なんです。

ここでブログのタイトルを回収していきますが、

実は、湿度は空気の汚れと密接に関係しています。

 

皆さんが換気をしたくなるタイミングはどんな時が多いでしょうか?

人がたくさん遊びに来た時、料理をしているとき、お風呂に入った時などが、

思い当たるのではないでしょうか?

これらの行為は、どれも湿度を高くします。

 

つまり、MSデマンドは、冬場の換気が必要になるタイミングで、

必要な分の換気量を自動で調整して換気してくれるシステムなのです。

 

人がいない部屋の換気は絞り、人が多い部屋は優先的に換気をする。

こういった制御があると暖房負荷は目に見えて軽減されます。

下記は新住協の計算ソフトQPEXで計算した結果になります。

上がMSデマンド換気、下が通常の第三種換気で計算したものです。

 

〇MSデマンド換気

〇第三種換気

 

右下の暖冷房エネルギー,燃費計算結果の暖房の部分を見るとわかりますが、年間で約7千円ほどお得になるそう。

導入のコストはもちろん通常の第三種換気よりも高くなりますが、

冬場の湿度コントロールやエアコンの運転をマイルドにするなど、

金額以上に得るものはあるのかなと思います。

 

今回は向日の家で採用したMSデマンドについてお話しましたが、

山田建設では、暮らし方や断熱構成など様々な要素を見ながら、

プランだけではなく、お客様一人一人に合った換気方式もご提案しています。

 

是非一度ご相談いただければと。

 

設計 鈴木

【横浜市戸塚で地域密着70年】

つよくてやさしい家づくり

山田建設