新住協 長野総会 1日目【前半】
10月1日、2日と新住協の総会に参加してきました。
毎年、開催場所は変わるのですが、今年は長野のシャトレーゼホテルにて開催でした。
昨年までは、自分が一級建築士の試験を受けていたこともあり参加できずにいましたが、
今年はついに念願が叶いやっと参加することができました。
今回は、260社以上が参加しているそうで圧巻の光景でした。
総会の時点で、参加していない会員を含めると、900社を超えているそうです。
午前中は通常総会、午後からは鎌田先生の基調講演、会員の事例発表と続いていきます。
印象に残ったのは、鎌田先生の最近の気候についてのお話。
デグリーデーという暖冷房が必要な期間についての指標があり、
暖房暖房については暖房デグリーデー、冷房であれば冷房デグリーデーと呼ばれ
数値が小さいほど暖冷房をする期間が短いということになります。
アメダスの2010年、2020年の標準気象データ、直近の2023年、2024年、2025年の気象庁のデータを比較すると、
暖房デグリーデーは2010年と2020年では5%程度の減少ですが、2023年、2024年、2025年と直近をみると、
1年単位の比較なのに、10年に相当するような下がり方を毎年しているそうです。
つまり、熱くなっていくスピードが昔に比べてどんどん加速しているということになります。
次に冷房デグリーデー、こちらは皆さんも身をもって体感されているのではないでしょうか?
横浜も今年は観測史上一番暑かったというようなニュースも見聞きしたかと思います。
データを見ると、冷房デグリーデーは暖房とは比べ物にならないくらい顕著なグラフになっていました。
どこの地域でも2010年と2025年を比較すると軒並み2倍以上上昇している。
新潟、富山に関しては7倍近く上昇していました。
エアコンなしで夏を乗り切るというのはもはや過去の話ですね、、、
新住協は北海道、東北が発祥で、もともと暖房エネルギーをいかに減らすかというところを主題としていました。
ですが、近年の気候を考えると、夏にいかに涼しく過ごすかということを、
メインに考えていく必要があるなと再認識した次第です。
長くなったので【後半】に続きます。
鈴木