北海道断熱修行の旅 2日目午前
『北海道断熱修行の旅 1日目』の続きです。
本日は朝6時にKハウスを出発。
↑ Kハウスから北広島駅へと向かう道中は一面真っ白。
北広島から札幌へ移動しそこから特急ライラックで旭川へと向かいます。
札幌駅で朝食の駅弁を購入し乗車。
↑ お店でおすすめNo.1の石狩鮭めし
車内では延々と建築談義に花が咲きます。
この旅に帯同してくれている北海道の環境建築家 山本亜耕さんが向かいの席だったので、
北海道の建築事情についてのたくさんお話をお聞きすることができました。
↑ BOXシート形式にして道中も建築談義。皆さん本当に熱心な方ばかりです。
約1時間半かけて旭川に到着。
ここからレンタカーを借りて北方建築総合研究所へと向かいます。
北方建築総合研究所は北海道向けの建築の研究だけではなく、
道外からも様々な研究依頼を受けている公設研究施設です。
↑ 建築研究をされている施設なので、この建物自体も自然エネルギーを有効活用する工夫がたくさん施されています。
研究内容の一例をあげると外部空間と内部空間の温熱環境を再現しサッシの性能を確かめたり、
風洞実験室では、風と雪を使って、実際にどうやって雪が積もるのかを研究したり、
防火サッシの認定取得のためにサッシを燃やす実験棟があったりと、
ありとあらゆる建築実験をするための設備が揃っています。
身近なお話では、付加断熱をした状態で使える木外壁を開発されており、数年前に認定も取得されています。
神奈川ではまだまだ付加断熱という選択が一般的ではありませんが、
性能向上に対する理解が高まり、アルミサッシから樹脂サッシへと変わっていったように、
今後、付加断熱という選択も一般的になっていくものと想像します。
そんな時に木外壁を選べるというのは、とてもありがたいことだなと思います。
思ったより長くなってしまいそうなので、
『北海道断熱修行の旅 2日目午後』に続きます。
鈴木