北海道断熱修行の旅 1日目
『北海道断熱修行の旅 序章』の続きです。
行きよりもさらに激しくなった吹雪の中、何とか北広島駅に到着しました。
ついに断熱修行旅が始まります。
↑ 北広島駅に集合。広島、愛知、富山、茨城、秋田と様々な県の工務店や設計事務所の方々と断熱修行の旅に出発します。
まずは、放射暖房器具を作られているPSさんのショールーム『PSマダガスカル』へ伺いました。
冬の北海道の厳しい外気温が嘘のように、室内では亜熱帯の植物が青々と茂っていて、
ビジュアルからもこの空間の暖かさが伝わるかと思います。
↑ マダガスカルの名を冠する通り室内では亜熱帯の植物が雪景色をバックに青々と茂っています。
放射暖房(輻射暖房と同義)とはエアコンのように温風を出すわけではなく、
部屋の中に熱源があり部屋そのものを温めるような暖房形式です。
PSさんの放射暖房は鉄製のパイプに40度~50度程度の温水を絶えず流し部屋を暖めます。
鉄製なのでデザイン性に優れ、作動音も非常に静か、また温風が出るわけではないので、
温風にあたることによって生じる乾燥感もない夢のような暖房器具です。
まだまだ関東では一般的ではないため導入のコストや施工できる職人の手配など課題は多いですが、
どこかで導入できる機会があればいいなと思います。
↑ 一見するとただの手摺ですが、、
↑ サーモカメラで見ると、、
なんとこの手すり暖房器具になっているんです!
こういったことができるのも放射暖房器具の魅力ですね。
今回見学させていただいたPSさんのHPはこちらから!
↑ ただのコンビニ??
見学を終えた後は北海道のご当地コンビニ『セイコーマート』へ!
日本で現存する最も古いコンビニエンスストアみたいです。
普通のコンビニと違うのはアイスの売り場がとにかく大きいこと(写真撮ってくればよかった、、)。
この理由も北海道の住宅事情に大きく関係があります。
結論から申し上げると、北海道のほとんどの家は寒くないんですね。
家が暖かいので必然的にアイスを食べたくなるということらしいです。
懇親会用にワインとビールと〆のアイスを仕入れて、PSさんの所有する宿泊施設 Kハウスへ。
↑ PS Kハウス、宿泊した部屋はこんな感じです。
PS KハウスはもともとはPS社員さん用の独身寮だったそうで、
今はゲストハウスとして改修され利用されています。
窓際にはコールドドラフトを抑え、部屋を暖める放射暖房器具がついています。
外は極寒ですが中はとても暖かくそれでいてとても静かでした。
↑ みんなで〆のアイス。
今日の見学会を振り返りながらの懇親会は非常に盛り上がりました!
こんな風に食事がおいしく食べられるのも暖かい環境があるからこそです。
明日は5時半起床、6時出発という合宿のようなスケジュール、、
断熱修行旅はまだまだ続きます。
『北海道断熱修行の旅 2日目午前』に続きます。
鈴木