もるくす建築社×タニタハウジングウェア 秋田建築ツアー【1日目後半】
もるくす建築社×タニタハウジングウェア 秋田建築ツアー【1日目前半】の続きです。
佐藤さんの現場を見せていただいた後は、
タニタハウジングウェアさんの雨どい工場です。
タニタハウジングウェアは、その名前からもわかる通り、
あの体重計等の計測器のメーカー、タニタさんの関連会社になります。
創業当時は銅の加工をメインとした会社でしたが
1970年に銅の雨どいの生産を開始し、2006年には、
弊社もほとんどの新築現場で採用させていただいている
ガルバリウム雨どい半丸105「スタンダード」が誕生しています。

↑抱陽の家でもタニタさんの雨どいを採用しています。鎖樋の「ensui」も玄関庇で採用することが多いです
タニタさんの工場では200種類以上の生産設備が稼働していて、
加工人員は約40人、一人一人が多能工で誰が休んでも生産が止まらない体制を作っているそうです。
普段使っている商品が目の前で成型されていく様に参加者一同興味津々。
特に面白かったのが、玄関庇で使わせていただくことが多い鎖樋「ensui」の成型です。
一枚の鋼板が一発であの釣鐘状になるわけではなく、
ベルトコンベアを流れながら徐々に徐々に形にしていきます。

↑炊飯器の釜のような形から何度もプレスされて最終的に見慣れた釣鐘状に
また、すべての製品がオートメーション化されているわけでなく、
特殊なものは手で折ったりということもあるそうです。

↑大型の箱樋は二人一組で折っていました
工場見学の後は、工場の方々と一緒に佐藤さんのセミナーを聴講。
物事の背景というものを、とにかく大事にされていて、
一つひとつの事柄に対してどうしてそうなのかということを、
徹底的に自分の頭で考えるというスタンスがお話の中から垣間見えました。
大事なことだとわかりつつも、人はどうしても、
誰誰がこう言っていた
というところで思考を止めてしまい、自分の中で昇華することなく満足してしまうことがあります。
そのまま受け取るのではなく、常に自分の頭で考えて、自分の中で納得した答えを出す。
結果としてその答えは同じだとしても、自分で考えるという過程にこそ価値があると思います。
自分もそうありたいなと強く思ったセミナーでした。

↑佐藤さんのセミナー 佐藤さんが家づくりをする上で大切にされていることがよくわかりました
セミナーの後は懇親会。
会場は佐藤さんが設計された、『おしゃべりきのこ』というイタリア料理のお店でした。
秋田の食材を生かした料理とワインが売りのレストランで、
素材を大切にしているという点で佐藤さんの設計思想とも通じるものがあるなと思いました。
料理はどれも絶品で、厳選されたワインも料理との相性抜群。
参加者の方々ともいろいろと意見交換ができてとても有意義な懇親会でした。

↑住宅のような店内 灯の取り方が素敵です

↑素材が前面に押し出された一皿 どれもおいしかったです
【2日目】に続きます。
設計 鈴木