川崎市【抱陽の家】外部通気胴縁工事
2025-12-24
大工の大島です。川崎市の【抱陽の家】から。
本日は外壁材と防水紙の間に通気層(空気の通り道)を設ける胴縁施工のブログです。

まず土台から軒天まで455㎜ピッチで胴縁の墨出しをします。
今回は縦の板張りの為、横胴縁の仕様です。
弊社ではエアホール付きのヒノキ材18㎜を使用します。
付加断熱の為、胴縁で付加断熱も一緒に留めます。
空気の通り道は、土台水切りから軒天まで通り棟換気で抜けます。
軒ゼロの為、軒先は防水紙や胴縁の施工を工夫して対応しています。
同時に花台の鉄骨、化粧梁用の金物の下地を忘れず施工しました。
そもそも外壁の通気層は、壁内の湿気を排出し、結露やカビ、腐朽を防ぎ、建物の耐久性を高める重要な役割を担います。
室内からの水蒸気を壁内・軒裏へ流し、外気と循環させることで、建物を長持ちさせています。
外壁の仕上がりが楽しみです!

大工 大島